2013年2月16日土曜日

26坪で、一億二千万の、文化財的な売り家がありました

中央区築地七丁目、日比谷線築地駅から五分の古い戦前の建物
仕事場から出たところにある古い家が、売りにでています。
不動産やと客がいたので、私も野次馬になって見せてもらいました。この辺は、売り物件は中々出ないので、珍しいんです。玄関から中は、生活したものが散乱していて、高齢者が片つける気力もなく出て行ったのでしょうか。入り口正面には、立派な神棚がどっかーんとありました。壊すのはもったいないような、古く立派な家です。
「もう随分お客さんきてますか」
「そうですね、ここを生かして鰻やさんにしたいというお客もいました。ビルにしても、六階建ては大丈夫です。」「津波きたら、どうですか」「上に逃げればいいのでは」「でも、水に浸ったビルは使い物にならないですよね」等など雑談しても、販売の人はよくわからない様でした。歴史を紐とこうにも、この辺一体が埋立地になったのは、江戸明治以降の頃らしいので、参考になりません。すぐ近くに隅田川が流れ、勝鬨橋がある中央区の海の近く。もう家があるなら仕方ないですが、あえて不安を抱えて買う気はおきない土地に思えました。