2013年12月29日日曜日

暮れも押し迫って突然送られてきた一冊の雑誌

相変わらず端正なつげさんの字です。新年号の「芸術新潮」の特集なんてすごい、もうデビューして60年でしたか。
すっかり市井の仙人というか、都市生活に埋もれた一生活者のようなつげ義春さんですが。
突然、つげさんからの紙袋。「はて、なんだろか???」とあけてびっくり。芸術新潮ときたもんだ・・・・。
ざっと読んで、すぐ電話すると暗い暗ーい声でご本人が登場。あの声を聞いたら、みなさんびびると思います。
つげさんの話によると、この雑誌、完売続出なんだそうです、またしても驚き。じゃ、電話とか反響が色々あったでしょうと聞くと、いえそれはありません、また今まで通りひっそり暮らしていくだけです、という相変わらずの様子です。生活のために仕方なく引き受けたけど、忘れ去られていたい、といういつも通りの仙人ぶりでした。来年は、弟さんの個展でお会いできるといいですね。