2013年6月22日土曜日

久しぶりに、母と秋保温泉「佐勘」に行く

地下三階にある「河原の湯」。ここは源泉かけ流し100パーのよいお湯。
平日に行けば、こんな風に人がいなくて、お湯をのんびり独り占め。金土日は、誰か彼か入ってます。

反対側から、見た脱衣所。ここは百年くらい前から、釣りする人や、川遊び用の露天風呂だったと書いてあります。
とても美味しそうな晩御飯。どことなく団体仕様に感じるのは、大型旅館のせいか。旅館経営も難しいです。
「うに」とか、お刺身(まぐろ、鯛、カンパチ)とか、ならびましたが・・・。並べただけというか・・・。
駆け足で、母を連れて仙台から秋保温泉に一泊、また仙台から東京に帰ってきました。
秋保温泉は、仙台の奥座敷といわれて、昔はそれなりによい旅館があったはずですが、一昨日行った限りでは、まあまあでした。大浴場などは、カルキ臭が強かったです。ただ、三つ並んだ小さい素焼きの露天風呂のお湯は、いい感じで、また入りたいと思ったほど。
朝起きると、母は「ここはどこ」状態になり、「昨日何食べたかも、全然覚えてない」と、かなりガックリしたようです。12時チェックアウトでしたが、10時には早々に会計を済ませて、帰ることにしました。どういうわけか、早くホームの部屋に戻って、ゆっくりしたいと私も思いました。旅館の部屋でゴロゴロするのも、老人ホームの母の部屋でゴロゴロするのも、テレビを見るだけだし、大して変わらないんです。話題も、同じことの繰り返しだし。
ホームに戻ると、すっかり温泉のことは忘れたようです。でも、「なんとなく覚えてるよ」などと、話を作ったりします。同じホームの認知症男性は、かなり進行しているらしく、「食べているものが、魚なのか、ごはんなのか、野菜なのか、分からないで食べてるわよ」と奥さん。普段もぼーっとしているそうです。服も一人では、どう着ていいかわからない。指示すると、なんとか着る。奥さんの方が疲れないうちに、入院なり介護棟にお世話してもらうといいのに。「時々、ふぅーっと気が遠くなって、心臓の上の方がドクドクするの」といいながら、育てている花を切ってくれました。テッセンと、ホタルブクロです。
また七月にくるからね、と母に言って戻ってきました。あちこちガタがきて、つぎはぎしながらも、何とか元気でいてくれる内が、花だわ。