2013年6月29日土曜日

海老蔵の、美男な「助六」をまじまじと観た

七月は、染五郎・愛之助など若い人が活躍する演目中心のようです。若い役者さん、興味ないなー。
二階の吹き抜けの周りは、椅子があってほっと一息できる場所です。チエックがうるさくなった感じするし。
三階の食堂「花籠」のお弁当は、幕間に黙々と飲み込みます。ハラペコだったせいか、とても美味しかった!

夜の部が終わり、桟敷席にいた舞妓さんたちも帰ります。おかみさんみたいなお婆も二人いて、芸妓さんは美人。
関東節の一寸見会という、歌舞伎の御贔屓筋方面から、またしても切符が流れてきました。
一寸見会は、「助六」のとき後ろで、三味線の人と一緒に、うーとかあーとかうなる衆です。昔は旦那衆の粋な遊びだったんでしょうね。よく、耳を澄ませて聴くと、結構むずかしそうです。
で、「助六」ですが、揚巻さんは「玉三郎」でなく「福助」。お化けみたいな揚巻さんでしたが、とても頑張ってて、
これもありかなと思いました。玉三郎じゃなきゃ嫌だ、なんて言わないで、ブスでも許すわと広い気持ちで見ることにしました。白玉さんが、「七之助」。さすが若いしこぎれいな顔なんだけど・・・、何かが足りない。パワーに欠けるとでもいうのか。海老蔵は、団十郎に比べふた周りくらい細い助六ですが、花道での動きはオーラ全開、すごく惹き込まれます。ダントツに美しいし、これからどんな大スター役者になっていくことでしょうか。・・・・なんて、とってつけた居眠り評です。中央区のご縁で、こんなよく知らない歌舞伎の世界をのぞけて、有難いといえば有難いこってす。