2013年9月7日土曜日

例外もあるのかな、認知症の進行

母の財布を捜していて、みつけた女の子の刺繍。軒先にさがっているのは凍み豆腐、女の子の着てるのは「どんぶく」
認知症になると、介護認定のお墨付きをもらい、介護度に合ったサービスを受けられる。
近頃の介護認定は厳しく、認知症という病気であると認められたら、それなりに病気だから進行していくのはやむをえない。個人差はあっても、4、5年でガタガタと進んでいく気がする。初めは、物忘れ、そのうちに認知能力が低下していく・・・・。母の周辺の人の、分かりやすい進行には、目を見張るものがある。しかし、理屈どおりにはいかないのだ、これが。母の介護認定取得は5、6年前になる。その割に、元気で食堂に食事に行けるし、(迷ったこともあるらしいが)デイサービスも楽しいと、喜んで行く。色々綻びをみせながらも、小康状態を保っているのには、ほんとうに助かっている。
物忘れのひどさは相変わらずで、朝ごはんを食べたかどうかとか、すぐ忘れるけれど、レシートを確認して「あ、食べたみたい」と認識する知恵はあるようだ。刺繍は、刺しても、小学生以下のレベルになってしまったのには、見て笑うしかありません。病気というのは、個人差があるもだと、つくづく思わされた。これもホームにいて、お互いの様子を観察できるからで、家でポツンと暮らしていては分からない。私の、老人ホームへの憧れは増すばかり。