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カラマツの林を背景に、ひっそり咲いている「やまざくら」 |
「しき嶋の やまとこころを 人とはば
朝日ににほふ 山さくら花」
本居宣長の、この歌は有名ですが
宣長が、還暦に際して詠んだ歌だと、
小林秀雄が書いています。
宣長さんほど、たくさん桜を詠んだ人は
いないそうで、死ぬ前の年などは、
三百首も詠んだ、とか。
遺言書には、自分の墓の図形とその後ろには
「山桜の木」を植えるように指定されているんだそうです。
きっと山桜って、余り大きくならない木なんでしょうかね。
ソメイヨシノは大木になるから、
墓石を倒してしまうかもしれないけど。
八ケ岳の桜は、鹿にかじられたり、
しながら、やっと花をつけ、
たくさんの人に見られることもなく、
散ってしまう所が、可憐です。
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